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【イベントレポート】大学でのAmazonビジネス導入・活用方法を知るイベント「JAB-DAI」を開催

2022年9月7日(水)に、Amazonビジネスをご活用いただいている大学・教育機関を対象とした、活用共有会「JAB-DAI」を開催。初開催となる今回は、国立大学三重大学、学校法人阪南大学に事例をご発表いただき、総勢56大学112名にオンラインでご参加いただきました。
2022年9月27日
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学校法人阪南大学事例

  • 業務改善を目的に、Amazonビジネスを導入
  • 予算管理システムとの連携と運用構築でペーパーレス化やコスト削減を実現

導入システムにあたりをつけた後、学内承認を経て、まずはスモールスタートとして、事務局での運用を2021年にスタートしました。セッションでは、導入にあたり、学内の巻き込み方や、学内での活用浸透のために、伝票の突合せ作業や工数のさらなる短縮にどう取り組んだのかなど、実例や学内の調達フローを説明いただきながら、リアルなお話が聞くことができました。
2022年度中には教員の利用も開始する予定で学内調整を進めており、さらなるコスト削減や立替精算業務の効率化に取り組んでいく予定です。


導入後、年間約950万円のコストダウンと大幅な業務時間の削減へ


Amazonビジネスを導入した結果、導入前よりも購入数は増えていましたが、それでも約950万円のコストダウンを実現しました。また、調達にかかる時間も、大幅に削減されたそうです。

発表後は、他大学の参加者から、

  • 導入にあたって、学内の承認ステップをどうとっていたのか
  • Amazonビジネス以外での購入はどうしているのか
  • 請求書発行と検収の突合せの具体的なタイミング
    など、現場で日々業務されている参加者ならではのご質問に、井上氏より学内の状況を1件ずつ回答いただきました。

国立大学法人三重大学事例

  • Amazonビジネスの全学的な導入で請求書の処理まわりで、新たに発生した課題をRPA利用により業務効率化を実現

RPA *で、現場から業務効率化に取り組むことにチャレンジ

*RPA:RPAとは「Robotic Process Automation」の略語。パソコンで行う事務作業を自動化できるソフトウェアロボット技術のこと。

「この毎月来る大量の請求書を処理するのに必要な、繰り返し行う面倒な作業と、伝票処理7名の工数をまとめて、どうにか仕組みで効率化できないか」 奥野氏のチャレンジきっかけはここからでした。
まず学内のRPAに詳しい人(後の業務運営DX作業部会メンバー)に、相談をすることからスタートしました。
RPAの利用により、メール受信後、自動的に請求書データをダウンロードし、AmazonビジネスのWebページから注文履歴データをCSVとして出力、そのデータを元に、教職員名を紐づけたファイル名に変更し、適切なフォルダに保管する一連の作業を自動化することができました。セッションでは、実際のRPA作業をデモンストレーションいただきました。

業務効率化とさらなるDXの進化へ。仕組み構築は「現場から」


RPA導入により、担当が毎月の請求書出力にかける処理時間も「150分→5分」へ大幅削減。その時間短縮にとどまらず、「支払い通知書報告も楽にしたい」と、RPAとExcelのPower Queryを利用して各種データを出力、結合することにより、Amazonへの支払通知書報告の作成にも着手しました。平山氏からは、Amazon関連外の事例としてRPAを利用した財務会計システムでの支払伝票処理の活用事例をご紹介いただきました。

平山氏:今後は契約チームの取り組みを学内モデルとして、すでに学内各部署からDX推進のために集められたWGである「業務運営DX作業部会」のサポート体制のもと、管理は情報部門が統括するが、各部の構築部署が構築後の保守も行うことで、自律的に各部署でDX人材を育成していくような動きがしたい。

奥野氏:大学のDXは情報部門にまかせっきりにせず、困っている現場が自ら動くことにより、本当に必要な課題について業務効率化できると思う。いきなり予算をかけて大きなシステムを組むよりも身近にある便利な機能を使い、教職員や業務担当者が楽になるようなスモールステップで取り組んでいきたい。

さらに、Amazonビジネスへのご要望として、「Kindle・Amazon Payが請求書でも購入できるようになってほしい」など、日々課題と思われているお話も宿題として頂戴しました。

参加者からも「RPAの構築は独学か、情報部門に作ってもらったのか?」という質問に対し、
「独学で構築したが、自分たちにプログラミングやマクロの知識があったわけではなく、システムに詳しいわけでも決してなかった。RPAは少しの勉強で誰でも使える技術だと思う。情報部門に頼るのではなく、あくまで現場起点で課題を解決していくことが大切」という力強いメッセ―ジをいただきました。

今回の学校法人阪南大学と国立大学法人三重大学の取り組みは、他の大学の関心も高く、イベント開催中・開催後にも多くのご質問やご感想をいただきました。

Amazonビジネスでは、今後も継続して、大学・教育機関の業務効率化に向けて、機能・サービス改善をしていくとともに、皆様が情報交換をいただける機会を開催予定です。
今回のイベントや取り組みにご興味があるかたがいらっしゃいましたら、担当営業へのご連絡、また以下お問い合わせページよりご連絡ください。

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