購買ルールとは
優先して購入してほしい商品や、承認を通してから購入してほしい商品など、お客様のアカウントごとに購買に関するさまざまなルールを設定できる機能です。
購買ルールでできること
購買ルールは「推奨・制限・禁止」と大きく分けて3種類のルールを作ることができます。
様々な条件に応じて購買ルールを作成することで、アカウントごとによりスムーズな購買を可能にできます。
具体例を見てみましょう。
よく買う商品を目立たせる
会議の前にいつも飲み物を準備する必要がある場合。毎回、どの商品にしようか迷うのは面倒ですよね。そういうとき、よく購入する商品として推奨設定すれば購買担当者も迷わずスムーズに決断することができます。
➀ まずはよく購入する商品を一つの「購入品リスト」にまとめます。
➁ 続いて管理者のアカウントでログインし、その購入品リストを開くと上部に青いツールバーが表示されます。そこに表示されている「推奨購入品リストを作成」というボタンを押すと、この購入品リストに登録されている商品が、会社で購入を推奨する「推奨商品」として登録されます。
「推奨商品」設定をした場合、何が変わるのでしょうか?
例えばユーザーが会議前にお茶を購入しようと「お茶」で検索します。そうすると、推奨されている商品が検索結果の最上部に目立つように表示されます。また、推奨されている商品であることを示す「推奨商品」のバッジも付与されます。
商品のページを開いても、推奨商品であることが分かるようになっています。
一度購入品リストを推奨設定すれば、今後、同様の購入リストに追加登録した商品も自動的に推奨商品として登録されます。
買う前にきちんと確認したい
そうはいっても買ってはいけないものを買っていないか少し心配、という声ももちろんあると思います。
条件に応じた制限ルールを作成し、承認機能と掛け合わせることで、購買前に確認することができます。
例えば、PC周辺機器は会社の規格にあったものか最終確認してから購入してほしい場合。
➀ 「購買ルールと承認」の設定画面にアクセスし、「購買ルールの追加」をクリックします。
➁ 今回はPC周辺機器が購入された場合、承認を通してからの購買をしたいので、「カテゴリーを制限」をクリックします。
Amazonビジネスでは商品の分類に、UNSPSCと呼ばれる製品とサービスに関する国際標準分類コードを採用しています。カテゴリー制限のルール作成画面を開くと、UNSPSCをベースにしたカテゴリーの一覧が表示されます。
③ 今回はPC周辺機器のルールを設定したいので、「43210000 - コンピュータ機器・付属品」にチェックを入れます。
④ 該当商品を購入しようとした場合、誰が承認するかを設定します。
今回は田中課長と中村IT部長の承認が必要としましょう。これでルールを保存します。
ユーザーには、前述の推奨ルールと同様に商品ページで制限商品と判別できるようメッセージ が表示されます。
カートに入れた後の注文ボタンは「承認を依頼する」ボタンに変わり、承認が必須となります。
膨大な検索結果の中で、何を買えばいいかわからない・・・購入してもいい商品なのかわからない・・・購買者にとってのそんな迷いがなくなり、組織全体としても優先的に購入してほしい商品や確認が必要な商品であることを伝えることができる。双方にとってよりスムーズな購買に繋げることができます。是非、購買ルールを利用し、さらにAmazonビジネスを活用してください。