株式会社喜代村

株式会社喜代村  

購買分析を活かした多店舗運用で

経理業務を大幅軽減

寿司の提供を通じ、人々を喜ばせる存在であり続けたい

株式会社喜代村はまぐろの初競りや「マグロ大王」で知られる木村 清が1979 年9 月に創業。当初は弁当販売事業を展開しており、すしざんまいの第1 号店は2001 年、築地にオープンしています。以降、東京都内を中心に計55 店舗を展開。現在はこのすしざんまいを運営する「すし部門」を主力事業に、「海外事業部門」、「商品仕入部門」の3 事業を推進しています。

私たちは寿司の提供を通じて、人々を喜ばせる存在になりたい。寿司店としては異例の「24 時間・365 日営業」の店舗を運営するのは、いつでも寿司を楽しんでもらいたいからです。多くの方々から反響がある「マグロの解体ショー」などエンターテイメント要素の強いショーを積極的に採用しているのも、こうした想いが根底にあります。

その信念は、社長の木村が強い志のもとで始めた寿司職人養成学校「喜代村塾」での教育にも反映されています。技術面だけでなく、サービス面も含めた寿司文化こそが人々の心を動かすということ。今後も、お客様に喜んでもらえる店舗づくりを第一に、着実に事業を進めていきます。

 

本業へ注力することをめざし、Amazonビジネスを導入

私たち社長室及び経営企画部は主力事業である、すし部門を中心に、会社の経営理念を元に事業をどのようにドライブさせていくか。そのための「WHAT」と「HOW」を検討し、実行に移していく部署です。その中には店舗業務の効率化も当然ながら含まれます。本業である寿司などの飲食提供と付随する接客業務に注力するためには、それら以外の業務効率化が求められます。

Amazon ビジネスの導入は、課題を抱えていた店舗での購買業務の改善と全社的業務効率化が目的でした。

 

Amazonビジネスを利用することで全社的な業務効率化へ

経営企画部においてはAmazonビジネスの導入以前から、個人向けのAmazon を利用し、主にパソコン周辺の備品などを購入していました。品揃えが豊富で配送スピードも早い。かねてから享受していたその利便性に加え、法人向けのAmazonビジネスでは請求書払いができる、法人向け価格の設定がある、という特長もあります。これらのメリットは店舗業務だけでなく、経理業務も効率化します。

Business プライムも、複数回の送料無料だけでその年会費を十分に回収可能です。このように経営陣へメリットを説明して導入の承諾を受けた後、各店長に対して説明会を開催しました。世代的にデジタルに苦手意識があり、前向きではない店長にも丁寧に導入メリットについて説明することで納得してもらい、全社導入にこぎ着けました。現在では店舗ごとにIDを割り振り、各店長に店舗の購買を一任しています。店舗ごとに必要な備品、物品が異なり、現場が必要な時に購入できるスピード感を重視したためです。配送状況や納品日を店舗が自ら確認できるため、本部への問い合わせも少なくなり、確認工数削減というメリットも得ることができました。

また、Amazon ビジネスの購買分析レポートを活用することで、各店舗の購買品目や頻度等の特徴や傾向を把握できつつあります。今後はこのレポートからの知見を元に、新たなルール設定による管理業務の効率化につなげていければと考えています。いまや、店舗と本社の購買のうち、80 % 以上がAmazonビジネス経由です。店舗ごとの経費按分作業や小口現金管理などの経理業務も5 割に近い負担が軽減され、会社全体としての効率化に大きく寄与できていると感じています。

 

各店舗の個性を最大限引き出すために

すしざんまいは店舗によって雰囲気がそれぞれ異なります。例えば、同じ築地でも「本陣」や元々料亭だったところを改装した「奥の院」では、落ち着いた雰囲気の中で寿司を楽しめます。一方、「本店」は150名を収容できる大規模店舗で、にぎやかで楽しい時間を過ごすことができます。お客様の利用シチュエーションは異なりますので、出店エリアが重なる場合はそれぞれ色分けをすることで差別化を図っています。

そのため、店舗ごとに内装も異なり、必要となる備品も違います。例えば個室で食事を楽しめる店舗「本陣」ではお客様にくつろぎの時間を提供できるよう、季節に合わせた生け花を配置するなど装飾に力を入れています。そして、その花にマッチするフラワーベースも店長がこだわりを持って選びます。Amazonビジネスはフラワーベースひとつとっても商品ラインナップが多く、満足できるものを選択できます。

Amazonビジネスは検索性も高く、商品情報ページに提示される関連商品などで、求めていた以上のものと出会えることも少なくありません。さまざまな面でこだわりが求められる時代だからこそ、こうした商品の選定ができるという点は、店舗運営においても大きなプラス面をもたらしていると考えています。

 

試すことで、さまざまな判断要素が見えてくる

Amazonビジネスの導入におけるメリットの一つに、「お試しができる」ことが挙げられます。椅子やテーブルウェア、フラワーベースなど、店舗の内装に関するものはカタログやウェブ上のスペックや写真だけでは判断しかねるところがあります。Amazonビジネスでそれらをまず一つ発注し、実際に店舗に配置してみることによって調和しているかどうかを判断することができます。外観だけではなく、安全性や衛生面なども実際に店舗に配置し、試してみることでいろいろとわかってくることがあります。

業務用だと、まとめて発注するため、このようなお試しはできません。先日も椅子をまず1脚だけ購入し、店舗へ実際に配置して検証しました。業務用の場合、発注から納品まで1 ヶ月近くかかることもありましたが、Amazonビジネスだと注文の翌日には到着するので、すぐに試すことができました。その検証で懸念点が払拭されたので、その後は数脚ずつ購入。最終的にすべての椅子をリプレースするに至りました。

Amazonビジネスを利用する前は、店舗のスタッフが発注内容によってお付き合いのある業者に注文したり、量販店などに買い出しに行ったりと対応していましたが、その頃と比較すると格段に効率化しています。さらにリーズナブルで、躊躇なくお試しができるため、店舗のこだわりを内装に反映しやすくなりました。

 

お客様との「きっかけ」をAmazonビジネスで見つけたい

私たち店舗スタッフの胸元に掲げている名札には、各自の出身地や趣味などが記載されています。それはお客様との接点を持つために、と考えられたものです。エンターテイメント性のある接客をするためには、お客様とつながるきっかけが重要です。日々の業務を通じてAmazonビジネスを利用していく中で、豊富な商品ラインナップの中から、きっかけ作りに役立つ「何か」も発見できたらと考えています。副次的ではありますが、さまざまな提案をしてくれるAmazonビジネスだからこそ、そうしたメリットにも期待しています。

株式会社喜代村
社長室 室長

木村 政輝 様

すしざんまい本陣
店長

藤村 昌二郎 様

経営企画部 兼
情報システム課 課長

斉藤 春香 様

株式会社喜代村
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    • 取材時期 2019 年5月
    • 記載内容(役職、数値、固有名詞等)はすべて取材時の情報です。
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