小島プレス工業株式会社 小島プレス工業株式会社

小島プレス工業株式会社

全社員が自由に健康関連商品を購入できる新たな福利厚生制度を始動

Amazonビジネスを導入した理由とその成果

  • 誰もが等しく喜んでくれる福利厚生制度を希求。
  • 徹底したサポートで全グループへの浸透を実現。
  • 裏テーマはDX。Amazonビジネスが社員の発想の起点に。

 

小島プレス工業株式会社(以下、小島プレス)は創業87年目を迎える自動車部品メーカーです。インテリア部品に強く、電気・電子・通信部品や創業以来のプレス部品、樹脂部品などでもビジネスを展開。設計から製造まで一気通貫で実行できる体制に強みを持ち、トヨタ自動車の1次サプライヤーとしても知られています。

強力な研究開発体制を持ち、新規事業にも取り組みます。新規事業は、「和」を社是とする「人を中心とした経営」において、社員が成長する挑戦の機会を提供するため。最近では野菜が腐食しにくくなる素材を使ったシートや、小型のDAC装置などが、事業化に向けて期待されています。

特定の生活必需品の配布から、自由なAmazonビジネスに移管

人を大切にする社風は、無料の社員食堂など充実した福利厚生制度からも見て取れます。以前は、グループの全社員に年6回、米5キロもしくは野菜ジュースのいずれかを配布していました。これは、社員だけでなく家族の健康と幸せを願って続けられていた制度です。

総務人事部 安全健康環境部 執行役員 角野(かくの) 浩二氏は、「米とジュースの配布は、私が入社した頃からある制度で、大変ありがたいと好評でした」と話します。一方、電車通勤の社員にとっては持ち帰るのが負担になります。また、家が農家で米は十分にあるという社員も居るため、経営層も社員の健康に寄与しながら全員が等しく喜んでくれるような制度にブラッシュアップしたいという思いを持っていました。

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そこで2023年、同社はAmazonビジネスを福利厚生の充実のために採用しました。創業85周年の節目に向けて、総務人事部で新たな案を検討。その結果、Amazonビジネスなら社員のライフスタイルにあわせ、全社員が必要としているものを幅広い選択肢の中から選んで買うことができ、さらに商品を自宅に届けてもらえることに魅力を感じたためです。導入決定からわずか3~4カ月で今の形を構築し、新年度が始まる4月1日から新入社員も対象として運用を開始しました。

当初は、会社補助3000円からスタート。購入期間は4,7,10,1月の1~15日とし、その期間に健康関連カテゴリの中であれば、何を買っても構いません。従来どおりに米やジュースを買うことはもちろん、ランニングシューズや草野球で使うボールでも構いません。一定の金額までは会社補助で購入できます。

個別サポートも徹底し、グループの全社員が使う福利厚生制度へ

新制度導入の際には、サポートに気を配りました。総務人事部の深谷 亮介氏は、「説明会だけでなく、デジタルに不慣れな社員向けに、食堂にブースを構えて登録方法から購入方法まで、自分のスマートフォンを実際に使ってもらいながら徹底的に個別サポートしました。中にはスマートフォンを持っていない社員も居ますから、共有のPCも設置しています。共有PC利用の際にはログアウトを徹底してもらうなど、細部まで配慮しました」と話します。

そして登録時には、全員が登録されているかを確認し、工場の現場で働く社員や夜勤の社員のもとには直接出向きました。紙の説明書ではわかりにくいという声が上がれば、説明動画を用意。メールアドレスのない人には、メールアドレスの作り方からレクチャーしました。自宅にPCやスマートフォンがなく不便だという人のために、家族のPCやスマートフォンを使って注文することも許容しています。

深谷氏は、「苦労しましたが、そのぶん喜びもあります。当初「使えない」と言っていた人が便利さを実感してくれて、個人購入期間にも頻繁に利用してくれていると聞くと、やってよかったなと実感します」と話します。

サポートの際に不明点があれば、その場でAmazonビジネスの担当者に問い合わせて問題を解決。本社の社員に加え、約30社のグループ会社の担当者もサポートし、約6000人の全グループ会社社員にアカウントを作ってもらえるよう支援しました。

グループ会社のハマプロト株式会社 管理部 管理室 総務課 総務係 主任 米田 翠氏は、「新しいことを始める不安はありましたが、定期的に連絡会をリモート開催していただき、逐一情報を共有できる場を設けていただいたので、すごくやりやすかったです」と話します。

こうして3年目を迎えた制度は、社内に広く浸透しました。新入社員もすぐに使える制度で、たとえば4月に入社する新卒社員は内定者向け説明会の際に案内され、4月1日の入社当日から利用できます。現在、未登録率は1%以下になり、利用率も90%ほどとなっています。

「経営層からは利用率100%を目指すようにと助言を受けており、私たちももちろんそこを目指しています。期限を忘れている方への周知など、個人情報保護との兼ね合いを検討しながらになりますが、何らかの施策を考えていきたいです」(深谷氏)

 

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角野氏は、「実は、今回のAmazonビジネス採用の“裏テーマ”は社員のITリテラシー向上、つまりDXでした。製造現場ではベテランのスペシャリストが多く働いてくれていますが、仕事でPCを使う機会はありません。全社的なDXを推進するためには、そうした社員たちを含めてITリテラシーや意識を高める必要があり、その部分にもAmazonビジネスの導入は貢献してくれました」と話します。

「せっかくできたAmazonさんとのご縁。“Amazonを使って社員のインセンティブを提供できないか”といった、さまざまなアイデアが生まれてきています。全社員が利用するAmazonビジネスで、社員の発想の起点になるコンテンツを作ることができました」。

小島プレス工業株式会社
総務人事部
安全健康環境部 執行役員 角野 浩二氏(写真中央)
人事室 人事課 厚生係 深谷 亮介氏(写真左側)


ハマプロト株式会社
管理部 管理室 総務課 総務係 主任 米田 翠氏(写真右側)

 

  • 取材時期 2025年4月
  • 記載内容(役職、数値、固有名詞等)はすべて取材時の情報です。
小島プレス
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