株式会社セクションエイト

株式会社セクションエイト

飲食店の店舗購買集約が

作業効率化の第一歩

恋愛を通じ人と人の出会いで日本を元気にしていきたい

弊社は昨年で創業から 10 周年を迎えました。現在の私たちのビジネスドメインは飲食業態を通して「恋愛を創る」ことです。店舗ブランドとしては居酒屋業態の「相席屋」、スタンディングバー業態の「The Public Stand」をメインに展開しています。相席屋は現在、直営とフランチャイズ合わせて 52 店舗、The Public Stand は合計で 17 店舗。目的によって来店する空間を変えられるよう、“用途の違う”場所作りにも注力していて、最近では The Public Stand を順次オープンしています。

私たちの使命は世の中に恋愛する人を増やし、日本を元気にしていくこと。これまで相席屋店舗での累計マッチング数も 470 万件を達成、店舗での出会いを通じて交際や結婚に至ったお客様のご応募も 200 組を突破しました。少子高齢化が加速する中で、リアルの場での出会いが少ないと言われますが、弊社はその状況を打破する役割を担いたいと考えています。そのためには現在のような遊びの側面を保ちつつ、健全性も担保していかなければなりません。CSR として災害地域に義援金を送っているのもその一環です。

立ち上がって間もない業界ですが、将来的には親御さんから出会いの場として安心して「相席業界」を推薦してもらえるよう今後も信頼を獲得する取り組みを続けていきます。

 

Amazonビジネス導入で急速な店舗拡大へ対応

Amazon ビジネス導入以前から商品ラインナップが豊富なため、Amazon は他通販サイトと併用していました。しかし、ここ数年の急速な店舗拡大により、発注管理に限界が見えてきていました。というのも、弊社では Amazonビジネス導入前までは店舗からの発注申請を本部で一括管理し、本社の管理本部で各サプライヤーから購入するという購買プロセスをとっていたためです。

相席屋で開催する、シーズンごとのイベントでは必要な備品が店舗によって異なります。そうなると発注量も多く、必要な日に確実に提供できないリスクが高まります。万一、備品が届かないとイベントの開催可否に関わり、店舗の集客、売上にも影響することが想定されます。こうした状況を受け、申請フローの見直しを兼ね Amazon ビジネスの導入に至りました。

 

導入研修も不要で各店舗にて本格運用へ

本導入は Amazon のカスタマーサポートの対応もよく、本部側の作業は想定以上にスムーズに進みました。弊社では全国各地に店舗があるため、集合しての導入研修は現実的ではありません。すでにプライベートで Amazon を利用しているスタッフも多かったので、導入後のフォローアップを手厚くすることで特に問題もなく運用できています。この点は Amazon ならではのメリットではないでしょうか 。

 

店舗主体の購買へと変化したことでストレスが軽減

Amazon ビジネスの導入で発注作業に関連する作業時間が削減されたことも大きな導入メリットでしたが、店舗側も発注に絡むストレスがなくなったことは大きなポイントです。導入前、必要な備品の購買時は本部の動きに委ねざるをえなかったのが、導入後はカートに入れて申請を上げるのみ。自分たちで主体的に購買を進めることができるだけでなく、さらにカート機能でキープも一時的にでき、申請段階での欠品リスクを懸念する声もなくなりました。

 

導入する際、各店舗側では選定・カートに入れるといった作業が発生することで実質的に手間が増えるため、本部としては店舗の不満が生じるのではと懸念していました。しかし、、杞憂に終わったどころか、むしろストレスが解消されたというのは興味深い点です。これまではっきりとした声は出てこなかったものの、多少のストレスがあったのではないでしょうか(笑)。

 

発注・経理にかかる作業時間の大幅な削減を達成

Amazon ビジネスの導入は発注業務に関わる作業時間を大幅に削減することに寄与しました。50 店舗超の発注となると、毎月の合計発注数は膨大です。発注する作業時間だけでも1か月で数日分の稼働を要します。加えて週明けは土日分の発注が集中するので、毎回 3 時間程度の時間をとられ、他作業が全然進められないということもありました。


さらに、Amazon ビジネス導入前、弊社では店舗がそのつど稟議を上げ、その稟議が決裁された後に本部が発注をおこなうという段取りで進めていました。加えて決裁方法を法人用クレジットカードにしていたため、月末に明細が届いてから稟議の一覧表を照らし合わせ紐づけしていくことになります。毎月分の溜まった発注をそれぞれの稟議に紐づけていく作業のために 2 日以上の作業時間を費やさざるをえず、非効率でした。

 

Amazon ビジネス導入に合わせ社内の購買申請フローを変更。そして法人用クレジットカードではなく請求書払いとしたことで、稟議との紐づけ作業も不要になりました。購買データを管理画面からダウンロードして多少、社内用に加工を施せば済みます。私たちとしては導入前から作業時間の効率化は期待していましたが、両作業ともにそれまでの3 分の 1 程度まで時間が圧縮でき、想定以上の削減効果を実感できています。

 

大切なイベントにおけるオペレーションリスクを払拭

相席屋では毎年、ハロウィンの時期はイベントを開催しています。企画自体もしっかりと作り込み、見知らぬ同士が仲良くなるゲームなども多数用意します。そのためには多くの備品が開催前の準備段階で必要となります。もちろん、店舗では前倒しで発注をかけるのですが、昨今ハロウィン関係の商品は人気があります。備品の選定時点では在庫があってもいざ稟議が下りて本部が発注する際に在庫切れで、再度他通販サイトを探すこともありました。この場合、商品を確保できてもタイムラグがどうしても生じてしまいます。そうなると、店舗としては準備を進められず、負のサイクルに現場が陥りかねません。本部側としてもそうならないよう、最善を尽くしますが、限界があります。

 

Amazon ビジネス導入によりカート機能で一定期間、在庫を確保できるようになり、こうしたリスクから現場は開放されることになりました。現場のモチベーションダウンの一因となりかねなかった発注に関わるオペレーションリスクがなくなったことで、店舗におけるお客様へのサービスに注力できるようになったことは目に見えないところですが、大きなポイントだと感じています。

 

ビジネス形態によって購買に関連する制約はどこでもあるでしょう。飲食業態の場合、特に都市部だと各店舗内のバックスペースが限られるということが挙げられます。そのため、購買時も極力最小の必要数だけ調達したいというのが正直なところです。一方で、備品がゼロになってしまうことはサービス品質の低下につながるため、絶対にあってはなりません。

 

ニーズに合わせた調達をAmazonビジネスで実現

極端な例ですが、トイレットペーパーが切れた状態で店舗を開けることはできません。要するに、自分勝手な要望に聞こえてしまうかもしれませんが、「必要な最小数を、必要な時に正確に届けてほしい」というのが店舗の希望なのです。Amazon ビジネスではそれが概ね実現できているため、店舗のスタッフも満足しているようです。今後もAmazon ビジネスの新たなサービスに期待しています。

株式会社セクションエイト
総務部長

河村 堅一郎 様

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財務・経理部 部長

加藤 清宏 様

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管理本部

塩畑 美紗 様

 

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    • 取材時期 2018 年12月
    • 記載内容(役職、数値、固有名詞等)はすべて取材時の情報です。
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