筑波胃腸病院

筑波胃腸病院

誰もが“患者さんのために”を実践できるようにLINE WORKSとAmazonビジネスの連携活用

Amazonビジネスを導入した理由

  • 患者さんのために必要なものを必要な時に購入できる環境の構築
  • LINE WORKSとの連携で、誰もが簡単に商品を検索、注文できる
  • 物品調達の適正なルート、価格の実現

必要なものを必要な時に購入できる仕組みをつくりたい

1987年の開設以来、「すべては患者さんのために」を理念に掲げる筑波胃腸病院。専門である消化器系の分野で最高品質の診断、治療を提供することに加えて、地域の患者さんやご家族に最高のホスピタリティを届けることも病院運営における大切なモットーとしています。今回のAmazonビジネス導入の背景にも、医師、看護師を含むすべての職員が患者さんのために主体的に考え、行動できる環境をいっそう整えたい。そうした思いがありました。

病院が調達する物品は医薬品や医療機器、日用品などさまざまですが、その中には「これがあると、患者さんの助けになる」というものがあります。例えば、外来の窓口に置いた誰もが使える「老眼鏡」などはわかりやすい例でしょう。ただ、病院では何かを購入する際、見積を取り、稟議書を書き、部署長や院長の決裁を得るのが一般的です。私たちもそうでした。すると、困っている患者さんを見て、「こんなものがあれば」と誰かが思い付いても、手間や面倒が先に立ち、せっかくのアイデアが提案されないまま埋もれてしまいがちです。そこで、“必要なものを必要な時に購入できる仕組みをつくれないか”と導入したのがAmazonビジネスでした

LINE WORKSとAmazonビジネスの連携でスムーズに導入できた

もともとAmazonビジネスを知ったきっかけは、個人向けのAmazon.co.jpを利用していたときに表示された「法人向けサービス」の案内でした。コロナ禍で、当時は病院で使用するマスクやガウンなどが不足し、従来の医薬品・医療用品の卸売り事業者からも購入しづらい状況があったため、個人で立替購入し、後で精算をしていたのです。Amazonビジネスを利用すれば、そうした手間は一切なくなるし、職員も便利になるはず。登録は無料で初期費用もかからないことから、「まずは登録してみよう」と申し込み、すぐに全職員が使えるようにしました。
 
90人を超える職員にスムーズに導入できた背景には、ビジネス版のLINEである「LINE WORKS」の存在があります。当院では各自のスマホに入れた「LINE WORKS」を日常の連絡ツールとして活用していました。これとAmazonビジネスを連携する仕組みが用意されていたのです。いつものチャット画面からAmazonビジネスで簡単に商品を検索、注文できる。操作は非常にシンプルで、実際、導入時に職員から利用方法に関する問い合わせは1件もありませんでした。

Picture

 

 

 

 

「LINE WORKS」から、すぐにAmazonビジネスの購入画面を立ち上げることができる。「LINE WORKS」のチャット画面では、配送先の選択や配送状況の確認なども可能だ

Picture

目の前の課題や困り事をすぐに解決、改善できるように

導入から1年弱、医師、看護師、事務員が日々さまざまな商品を購入しています。文房具やプリンターのインクなど普段の業務で使うものも多いですが、なかには狙いであった“患者さんのため”のものが含まれています。例えば、ペットボトル用の「キャップオープナー」はその一つ。これがあれば、手の力が弱くなった高齢の患者さんでも自分でペットボトルを開けることができます。
 
おそらく以前なら、「あればいいな」と思っても、見積書や稟議書のことが頭に浮かび、購入まで至らなかった可能性も高いと思います。仮に購入するとなっても、いくつ買うのか、誰が管理するのか、検討に相当の時間がかかったはずです。しかし、目の前に課題や困り事があれば、本来職員はできるだけ早くそれを解決、改善したい。キャップオープナーも、まず1個買ってみて、良ければ数を増やしながら管理の仕方を考えていけばいいのです。まさに、そうした対応を可能にしてくれたのがAmazonビジネスといえます。
 
現在、誰もが自由に商品を注文し、発注時に管理者にもその内容が通知されるという業務フローにしています。万一不必要なものが注文された場合は管理者が返品する形ですが、これまで誤発注を除いて返品はありません。当初、誰もが、いつでもAmazonビジネスを使えるようにして大丈夫だろうかとの心配もありました。しかし結果的に、全職員が平等に、自由に使えるようにしたことが良い結果を生んでいます。“自分も病院を支える一員”“アイデアをすぐ実現できる”といった意識が全体に広がり、それが組織の一体感を高めています。自然と、患者さんやご家族に関する情報の共有も密になり、これまで以上にきめ細かい、温かい医療が提供できるようになっていると感じます。

目の前で困っている患者さんを見て「あればいいな」というものを思いついても、以前なら見積書や稟議書のことが頭に浮かんでためらっていた購買が、実行されるようになりました。自然と、患者さんやご家族に関する情報の共有も密になり、これまで以上にきめ細かい、温かい医療が提供できるようになっていると感じます。

— 医療法人社団筑三会 筑波胃腸病院 理事長 鈴木 隆二 氏

卸売り事業者とAmazonビジネスの併用が物品購入のスタンダードに

そしてもう一つ、Amazonビジネスの導入は物品調達の適正なルートや価格を見つめ直すきっかけも与えてくれました。もちろん、従来の卸売り事業者は今後も重要な調達先に違いありません。在庫管理システムや自動発注システムも整備され、業務の効率化を支えています。ただ、調達している物資の中には別ルートからの購入がよいと考えられるものも少なくありません。病院経営の観点からは、適正な調達による経済性や利便性の追求も大事な課題といえます。
 
その点、Amazonビジネスが提供する法人価格や圧倒的な品揃え、そして届くまでのスピードは大きな魅力です。多様な商品の中から病院に合ったものを選んで、安価に購入できるものが多くあります。すでに当院では、卸売り事業者とAmazonビジネスの併用が物品購入のスタンダード。月を追うごとに利用件数は伸び、月間の購入金額も20〜30万円程度になっています。それが職員の働きやすさや患者さんへのホスピタリティにつながっていることを考えれば、十分な費用対効果が得られていると感じます。

購買データを活用して部門ごとの売上への影響も見ていきたい

今後は、Amazonビジネスの購買データの活用も一つのテーマです。実は当院では、「内視鏡」「手術」「外来」「病棟」の部門ごとの売上等を職員にオープンにしています。なかなか他にはない取り組みだと思いますが、一人ひとりが病院の現状を知ることが職員の主体性や前向きな行動につながり、ひいては患者さんが当院を好んで選ぶ理由になると考えてのことです。これからは、Amazonビジネスの購買実績も部門ごとに公表し、各部門の施策や取り組みが患者さんの満足度、そして売上にどう影響しているかを皆で共有していきたいと思っています。
 
繰り返しになりますが、職員の一体感が高まったことはAmazonビジネス導入による大きな効果です。ふと見つけて、取り入れたツールが職員の意識や行動を変えることにつながりました。引き続き、職員一丸となって理念である「すべては患者さんのために」を実践していきたいと思います。

 

 

LINE WORKSとAmazonビジネスの導入の狙いと効果

ワークスモバイルジャパン様がビデオインタビューした動画がございますので、ご覧ください。LINE WORKS中心の事例紹介はこちら

医療法人社団筑三会
筑波胃腸病院
理事長

鈴木 隆二 氏

 

筑波胃腸病院
  • 筑波胃腸病院の事例のPDFダウンロードはこちら

    ダウンロード
    • 取材時期 2021年5月
    • 記載内容(役職、数値、固有名詞等)はすべて取材時の情報です。
導入事例TOPへ戻る
事例公開日 :