Amazonビジネスでインサイドセールスを担当している恵木と申します。前回は、「Amazon出品サービス」を使用してAmazonで販売を行い、購買目的でAmazonビジネスを利用するお客様の事例についてご紹介いたしました。
本日は、AmazonビジネスとAmazon Hubロッカーの2つの法人向けAmazonサービスを利用している株式会社コパン様のOne Amazon事例について紹介いたします。
<<前回の記事:【導入事例】攻めの売上昨対比189%。守りの総務部のストレス軽減。Amazonで同時に実現したお客様の話 - One Amazonの取組 (3)
法人・個人事業主のお客様専用購買サイトAmazonビジネスとは?
日本におけるAmazonのビジネスモデルのイメージは、一般消費者に商品を販売するB2C向けの小売りビジネスですが、Amazonビジネスは個人事業主・法人間取引に必要な機能を兼ね備えたB2B向けのサービスです。
そして、Amazon Hubは、Amazonで注文した商品を指定したAmazon Hubロッカーで受け取れるサービスです。
ロッカーは、全国各地に設置されています。お客様がAmazon.co.jpで購入した多くの商品でご利用いただくことができ、当日お急ぎ便、お急ぎ便、通常配送のいずれかをお選びいただけます。Amazon Hubのサービスは、すべてのお客様が追加費用不要でご利用になれます。
Amazon Hub ロッカーの3つのメリットと使い方
”Amazonビジネスは、システムの完成度やユーザビリティの高さを感じます。後に導入したAmazon Hubでも、思い通りの効果を得ることができました"
専務取締役 管理本部長 経営企画室長 市岡 史高 氏
管理本部 総務・財務部 総務課 係長 植松 優斗 氏
株式会社コパンは全国に約60店舗のスポーツクラブ事業をはじめとし、エステ事業、ペット関連事業など5つの事業領域を持っています。
どの事業領域においても、購買はコスト構造の一部です。突発的な購買となる間接材は「誰が」「いつ」「何を」購買しているのか管理・可視化が難しく、収益上及びコンプライアンスの面で課題でした。
Amazonビジネスの導入により業務効率化を実現
Amazonビジネスの導入前は、小口現金による精算が発生しており、近隣のホームセンターやドラッグストアに買いに行くことも多くありました。当時は「買いに行く」という無駄なコスト、人件費が発生しており、購買効率の改善と過剰な消耗品の在庫削減を目的にECサイトを活用した購買のデジタル化を検討しておりました。
Amazonビジネス導入後は、購買のほぼ全てをAmazonビジネスに集約する事ができたため、購買に割く時間が大幅に削減されたと同時に、適切な在庫数を管理できるようになりました。また、購買の可視化を行うことで、本社にて購買分析を行うことができ、ガバナンス強化を実感しています。
また、現在毎月約500件の注文をAmazonビジネスから行っており、その半数がAmazonビジネス導入前は買い出しに行っていたと仮定した場合、年間1,500時間の業務効率化ができたと考えています。
Amazon Hubロッカーの導入による今後のビジネスの可能性
店舗前には、スポーツクラブをご利用のお客様や従業員の利便性向上を目的にAmazonで購入した商品を受け取ることができるAmazon Hubロッカーを設置しました。また、会員ではない近隣住民が店舗を訪れるきっかけになればという販促的な狙いもありました。
スポーツクラブは定期的に通っていただくことが重要なビジネスとなるため、コパンのスポーツクラブをよりご利用いただく付加価値の1つや、新たな集客ツールになればと考えています。設置後は、従業員にも職場で私物の配達を受け取れるということで好評を得ており、社員の福利厚生にもなっています。
Amazonは、商品ラインアップが豊富且つ、特定メーカーの商品に偏っていない点も利便性が高く、魅力の一つと考えております。Amazonビジネスによる購買のデジタル化と、あらゆるシチュエーションに対応するAmazon Hubロッカーの活用は、購買において良い循環をもたらしていると感じています。
次回はもう一社Amazonビジネスを利用した購買と、Amazon Hubロッカーを活用しているお客様の事例をご紹介します。こちらのお客様からは、Amazon Hubロッカーの導入効果を中心に語っていただきました。ぜひ、次回もご覧ください。